公開日:2020-05-21

 

女性から相談受けることが多いのは、「むくみどうしたらいいですか?」というご相談をいただくことが多くあります。
夕方になると、脚がむくんできて、早くヒールを脱ぎたい!
そもそもむくみの原因とはなんでしょうか?

 

むくみの原因とは?

人間の体は約6割が水分だと言われています。そのうち、3分の2は細胞の中にあり、残りの3分の1は細胞の外にあります。
そして細胞の外にある水分は、血液に含まれる水分と、細胞と細胞(細胞間隙)の間を埋めている水分とに分かれます。
こうした体の水分の配分バランスが崩れて、細胞間隙に水分がたまってしまうことを「むくみ」といいます。

水分をとりすぎると、むくみやすくなります。
体内の水分量が多くなるので、血管から細胞間隙に流れ出る水分が増えるからです。
同様に、塩分のとりすぎでもむくやすくなる。
塩分をとると、それが水分を多く取り込む性質があるナトリウムとなって体内へ運ばれるからです。

このほか、睡眠不足、睡眠前の飲酒、ストレスなども、むくみの原因となります。
また太っている人、背の高い人も、脚がむくみやすいと言われています。

 

脚のむくみがひどいときの対処法

 

ふくらはぎをマッサージしたり、湿布を貼る人がおおいでしょう。
むくみを取る方法は、ふくらはぎや太ももを使った運動です。
筋肉を緊張させた状態で制しすることを、専門的な言葉で「アイソメトリクス」といいます。
力を入れた状態で5秒間静止することで、太ももやふくらはぎの血液をあえて一時的にうっ血させます。
その状態から急に、素早くフロントランジやサイドランジを繰り替えすことで、筋肉によるポンプの効果を引き出します。

 

脚のむくみは、病気が隠れているかもしれません

 

例えば「下肢静脈瘤」です。
45歳以上の日本人で5人に1人がなるといわれている病気です。
この下肢静脈瘤になると、脚がむくんでみえることもあります。
症状として、「脚がだるい」「重く感じる」「かゆい」ということが起こります。
気になる場合は、医療機関に相談してください。

 

「エコノミークラス症候群」によるむくみもあります。
長時間にわたって脚を動かさずにいると、血液がよどんで固まり、脚の静脈に血の塊(血栓)ができます。
血栓によって静脈が詰まってしまうと、脚がむくんだり、痛みが出たり、脚が変色する症状が出るのです。
移動中なども、脚をマッサージしたり、つま先とかかとの上げ下げなどの運動によって、血流を促したりすることが大切です。

 

月経前に自然と起こるむくみ

女性はホルモンに影響によってもむくみが起きます。
月経前症候群の症状によってむくむ場合がある。
生理の前に3~10日続く、精神的あるいは身体的な症状で、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています。
このむくみについては、マッサージしてり、運動によって、ある程度改善が期待できるでしょう。

 

内臓の病気によってむくみが起こる

 

心不全によって心臓が血液をうまく巡らせなかったり、腎不全によって肝臓が水分をうまく尿として出なかったり、血液のめぐりが悪くなったり、体内の水分が多くなると、血管から細胞間隙に流れ出る水分が増えるからです。

また甲状腺の病気でもむくむ場合があります。
こうした病気は、医療機関を受診する必要があります。

 

 


 

本日は、むくみについてお話いたしました!

 

ご自身で思い当たることがあれば、医療機関や運動などを始められることをお勧めいたします。