公開日:2020-12-28
慢性化する前に改善
肩こりとは、肩や首の周りの筋肉の血行が悪くなり、疲労物質や老廃物がたまってこわばっている状態です。
首や肩周りの不快感や痛み、頭が重いなどの症状があり、ひどくなると、頭痛、吐き気、腕のしびれ、めまいなどを起こすこともあります。
肩こりの原因は?
肩こりの主な原因は、デスクワークやパソコン作業などで同じ姿勢を取り続けることや日頃の姿勢の悪さ、運動不足などにあります。また、精神的なストレスや加齢による筋肉低下、肥満なども関係します。
これに加えて、食生活も影響します。たとえば、お酒の飲みすぎや食べ過ぎで一時的に胃腸や肝臓が弱っているときにも、肩や背中に痛みを感じます。
内臓や頸椎の病気が潜んでいることもあるので、頑固な肩こりは医師の診察を受けましょう。
肩こり解消は血行促進が決め手
運動不足による肩こりにも食生活が影響している場合があります。豚肉などに含まれるビタミンB1は糖質の代謝をよくしてエネルギーに変え、こりをほぐすなどの疲労回復の作用があります。また、鉄をしっかりとると血中で酸素を運んでいる赤血球が増え、血行が促されて肩こり解消につながります。
血行促進に効果があるビタミンEやカプサイシンなどを含む食品をとって体を温めましょう。
血行をよくするには、内臓機能を高めて食物の吸収と排泄をよくすることも重要です。
お酒の飲みすぎや甘いものの食べ過ぎなどが続いていたら、消化のよいものなどを食べて少し胃腸を休ませましょう。
さらに、適度な運動や入浴なども血行をよくするのに効果的です。血行がよくなると、筋肉にたまった乳酸が肝臓に運ばれて処理されます。
🔳おすすめ食品・成分
豚肉・・・(ビタミンB1)糖代謝をよくしてエネルギーを産生し、筋肉の疲れを和らげる
アーモンド・・・(ビタミンE)血管を広げ、血行を促進する
唐辛子・・・(カプサイシン)交感神経を刺激して発汗、血行を促進する。