※この記事は2021年3月に公開した内容を、2026年9月に最新の知見をもとに加筆・再構成しました。

「最近太ったかも」「そろそろダイエットしなきゃ」——体重計に乗って、まず気になるのはやはり体重の数字ですよね。ただ、体重だけを追いかけていると見落としてしまうものがあります。それが体脂肪率です。この記事では、体重と体脂肪率の関係、そして痩せて見えても体脂肪率が高い「隠れ肥満」と呼ばれる状態について、原因と見直し方をご紹介します。

体重が標準でも、体脂肪率が高いことがある

体重やBMIが標準の範囲でも、体脂肪率まで低いとは限りません。筋肉量が少なく脂肪の割合が高い状態は、見た目が細くても体脂肪率が高くなることがあり、「隠れ肥満」と呼ばれることがあります。

体脂肪率は『体脂肪量(kg)÷ 体重(kg)× 100』で求められますが、実際には体脂肪計を使うのが一般的です。成人女性の場合、おおよそ次のように判定されることが多いようです。

  • 〜19.9%:やせ型
  • 20〜24.9%:標準
  • 25〜29.9%:やや高め
  • 30%〜:高め

なお、家庭用の体脂肪計は測定のタイミング(食後・入浴後・運動後など)で数値が変動しますし、機種によっても差が出ます。1回の数値に一喜一憂せず、同じ条件で測って推移を見ることをおすすめします。

パーセンテージだけではイメージしにくいかもしれません。体重50kgで体脂肪率30%なら、体脂肪量は15kg。それだけの重さが体についていると考えると、印象が変わるのではないでしょうか。

隠れ肥満を招きやすい生活習慣

体脂肪の割合が高くなりやすい背景には、いくつかの共通した習慣があります。

  • 無理なダイエットとリバウンドの繰り返し:急激に体重を落とすと筋肉量も一緒に減りやすく、戻るときは脂肪が増えやすいため、繰り返すほど体脂肪の割合が高くなりやすいと考えられています
  • 欠食や不規則な食生活:空腹の時間が長くなると、次の食事で血糖値が上がりやすく、脂肪として蓄えられやすいといわれています
  • 脂質の多い食事や菓子類のとりすぎ:エネルギー量が把握しにくく、気づかないうちに過剰になりがちです
  • 運動不足:筋肉量が減ると、じっとしていても使われるエネルギーが減っていきます
  • 睡眠不足やストレス:食欲の調整に関わるといわれ、食べすぎにつながることがあります

とくに気をつけたいのが、短期間で一気に落とそうとするダイエットです。無理のないペースの目安として、3か月で体重の5%程度という考え方があります。体重50kgの方なら3か月で2.5kg前後。ゆっくりに感じるかもしれませんが、筋肉を保ちながら進めるにはこれくらいの速度のほうが、結果的に戻りにくくなります。ペースの感じ方には個人差がありますので、ご自身の体調を優先してください。

体脂肪率と向き合うための見直し方

「ダイエット」という言葉にはもともと「食事」という意味があります。極端に減らすことではなく、日々の食生活を整えてちょうどよい体型を保つことが本来の目的です。

  • 欠食をなくし、3食しっかり食べる:食事を抜くと、かえって脂肪を蓄えやすい食べ方になりがちです
  • 野菜を意識して増やす:ビタミン・ミネラルが不足すると、エネルギーをうまく使えなくなると考えられています
  • 水溶性食物繊維を取り入れる:大麦、豆類、ごぼう、果物などに多く含まれます。糖の吸収をゆるやかにするといわれ、食事の満足感にもつながります
  • タンパク質を確保する:筋肉量を保つために欠かせません。毎食どこかに一品入れるイメージで
  • 体を動かす習慣をつくる:ジムに通う時間がない方も、ウォーキングや自宅でのストレッチ、デスクワークの合間の軽い運動から始められます

ジムでも、まずは体組成計で筋肉量と体脂肪量を測るところから始めていただきます。体重という1つの数字ではなく、中身の内訳が見えると、何を優先すればいいかがはっきりします。

よくある質問

体重が減らないのに体脂肪率が下がっているのはなぜ?

筋肉量が増え、脂肪量が減っている場合、体重はあまり変わらなくても体脂肪率は下がります。むしろ体づくりとしては望ましい変化です。体重だけを見ていると気づけないので、体組成の内訳を確認してみてください。

体脂肪率はどのタイミングで測るのがいいですか?

家庭用の体脂肪計は体内の水分量の影響を受けやすいため、食後や入浴直後、運動直後は避けたほうが安定します。朝起きてトイレを済ませた後など、毎回同じ条件で測ると推移を比べやすくなります。

筋トレと有酸素運動、どちらを優先すべきですか?

体脂肪の割合を下げたい場合、筋肉量を保つ・増やす意味で筋トレは外せません。そのうえで、余裕があれば有酸素運動を組み合わせるのが一般的です。時間が限られている方には、優先順位を整理してメニューを組み立てていきます。

まとめ

ダイエットで見ていきたいのは、体重という1つの数字だけではなく体脂肪率もあわせた中身です。急激に落とそうとすると筋肉量も減り、かえって体脂肪の割合が高くなりやすくなります。欠食をなくして3食しっかり食べ、野菜とタンパク質、水溶性食物繊維を意識し、無理のない運動を続けていきましょう。

Make&Spaceは佐賀駅北口から徒歩1分の女性専用パーソナルトレーニングジムです。体組成計での測定とカウンセリングから始め、トレーニングと食生活の両面でサポートしています。ご予約・ご相談はLINE公式アカウントで受け付けています。最新の料金・メニューは料金ページやLINEでご確認ください。

YouTubeでもトレーニングや食事の情報を発信しています。よろしければあわせてご覧ください。