知っておきたい!?牛乳と豆乳の違い

公開日:2021-04-07

植物性のタンパク質と脂質、そして、女性ホルモンにそっくりの働きをもつ

「イソフラボン」が含まれていることから、美容によいヘルシー飲料といわれる豆乳。

 

無調整のプレーンタイプは、お豆腐づくりはもちろん、豆乳鍋や豆乳ホワイトソースなど、お料理にも幅広く使うことができますし、バナナ、いちご、紅茶味などのフレーバータイプは、そのまま飲むのはニガテという人でも美味しく楽しめますよね。

 

ところで、こんな風にヘルシーなイメージがある豆乳ですが、置き換えられることの多い「牛乳」との違いって、ご存じですか?

 

「牛乳」も優秀!違いを知って上手に飲み分けよう

 

「ダイエット中だし、今日はソイラテ(豆乳ラテ)にしよっかな」

 

コーヒーショップに並んで注文を待っていると、そんな女性同士の会話が聞こえてくることが。確かに、なんとなく「豆乳のほうが牛乳よりヘルシー」なイメージ、ありますよね。でも実は、豆乳だからって牛乳より低カロリーとは限らないんですよ。

 

メーカーによって異なりますが、無調整の豆乳は約45kcal/100ml。普通牛乳は65kcal前後なので、豆乳のほうが確かにカロリーは低くなります。でも、お店によっては、糖分や塩分を加えて飲みやすく加工された「調製豆乳」がラテに使われる場合もあり、その場合、カロリーは牛乳とほぼ変わらないことも。

 

むしろ、低脂肪(ローファット)牛乳や、無脂肪(ノーファット)牛乳をつかったラテのほうが、ソイラテよりカロリーが低いということも多いそう。

 

できるだけカロリーをおさえたい場合は、「無調整豆乳がなければ、ノーファットミルクで」と注文したり、予め、よく行くコーヒーショップのお店のホームページなどでカロリー表を見ておくようにしましょう。

 

カロリー以外にも、牛乳と豆乳には違いがあります。

豆乳は、上で述べたように、女性ホルモンに似た働きをもつ「イソフラボン」が含まれます。よって、美容に効果があるほか、がん細胞に有効にはたらいたり、生活習慣病の予防にも効果があると言われています。

 

一方、「カルシウム」や「鉄分」なら、なんといっても牛乳が◎。

牛乳に含まれるカルシウムは、豆乳の約5~6倍だそう。

「毎朝ずっと牛乳を飲んでいたけれど、美容のために豆乳にスイッチした」という方は、別の食材で「カルシウム」を積極的にとるように気をつけたいもの、また、調整豆乳の場合は、糖分や塩分のとりすぎにも注意。

たくさん摂取する場合は、なるべく無調整を選ぶのがよさそうです。

 

この、「牛乳」と「豆乳」のように、なんとなくヘルシー、と思って取り入れたり、逆に、

カロリーが高そう、と思って、置き換えたりしている食材って、意外と多いかも。

 

まとめ

ダイエットや健康を気にしている方は、まずは、よく食べる食材のカロリーや栄養分を

知ることから始めてみてはいかがでしょうか。