公開日:2021-04-19

筋肉は日々の合成でカロリーを消費する

 

筋肉は合成と分解を繰り返しながら毎日少しずつつくり変えられています。

たとえ運動しなくても、筋肉量を維持するために全体量のうち、約1.8%が日々生まれ変わります。

 

そして、筋肉がつくり変えられる時には、筋肉1kgにつき約541kcalものエネルギーが必要です。

 

わかりやすいように、筋肉量の少ない人と多い人を比較してみましょう。

筋肉量が少ない人(12kg)の場合、1日に合成される筋肉の量は全体の1.8%なので約0.22kgになります。

 

筋肉1kgにつき約541kcal必要なので、0.22kgがつくり変えられるときに必要なエネルギーは約117kcalとなります。

同様に筋肉量が多い人(23kg)の場合は、1日に合成される筋肉の量は0.41kg、必要なエネルギーは約224kcalとなります。

 

エネルギー消費の差は一目瞭然。1日107kcalの差があり、筋肉量が多い人の方が少ない人よりも、30日で3210kcalエネルギーを多く使う計算に。体脂肪1kgは7200kcalなので、

3ヶ月で1kg以上多く体脂肪を燃やせることになります。

 

ダイエット中の問題点は、運動なしで炭水化物やたんぱく質を減らした食事制限をすると、必然的に筋肉量が減る。こうなってしまうと、いくらダイエットを続けても痩せにくいうえ、食事量を戻せば脂肪だけが増えるという悪循環に陥りやすいのです。

 

筋肉量が増えることでエネルギー消費量もアップ

 

筋肉の全体量のうち約1.8%が毎日つくり変えられます。筋肉量を維持するために日々合成と分解が繰り返され、1kgの筋肉を維持するために541kcalのエネルギーが必要になります。

 

 筋肉量が少ない人           筋肉量が多い人

筋肉量12kg 合成量0.22kg/日     筋肉量23kg 合成量0.41kg/日    

  約117kcal/日            約224kcal/

              

1日107kcalの差!           3ヶ月で9630kcalの差

   

筋肉量の少ない人よりも1.3kg以上多く

体脂肪が燃やせる体になる   1年で換算すると5kg以上!

 

まとめ

ダイエットの基本は食事と運動です。日々の生活の中で効果的に運動を取り入れて理想の体を手に入れましょう。