公開日:2021-05-03

カタボリックアナボリックとは?

 

たんぱく質補給は適切なタイミングで

 

私たちの体の主なエネルギー源は糖質です。食事を抜いたり、糖質制限ダイエットなどを行なっっていたりすると、糖質の供給が追いつかず、エネルギー源が不足します。

 

すると糖質にかわるエネルギー源として、体脂肪や筋肉を構成するたんぱく質が利用されるようになるのです。

 

筋肉のたんぱく質がエネルギーにかわるために分解されることを「カタボリック」といいます。

 

反対に食事からたんぱく質が摂取され、アミノ酸の血中濃度が上昇すると、筋肉では筋たんぱくの合成が始まります。これを「アナボリック」と呼びます。

 

このように筋肉は1日の中で合成と分解、すなわちカタボリックとアナボリックの状態を繰り返しているのです。

 

筋肉の組織が生まれ変わるために欠かせない仕組みですが、問題はそのバランス。

 

たんぱく質が適切に摂取されないとカタボリックに偏り、筋肉は分解され減少し続けることになってしまいます。

 

カタボリックの進行を防ぎ、アナボリックを促すには、タイミングよくたんぱく質を摂取することが重要。

 

まずは朝食をしっかりとたんぱく質を摂ることを心がけましょう。そして、昼食ではたんぱく質と併せて糖質も適度に摂り、体がエネルギー不足に陥るのを防ぎます。

 

夜はきたるカタボリックに備え、質のよいたんぱく質を十分に摂取することが大切です。

 

筋肉は1日のうちに増減を繰り返す

 

体内でエネルギーが足りない状態(空腹)になると、脂肪とともにたんぱく質が分解されてエネルギーとして補われます。これをカタボリックといいます。

 

一方、食事をして血糖値が上がると、すい臓から分泌されたインスリンがアミノ酸を筋肉に運ぶので、筋肉合成が行われます。これをアナボリックといいます。

筋肉は常に分解(カタボリック)と合成(アナボリック)を繰り返しています。

 

1食抜くダイエットは逆に太る体に

空腹の時間が長くなってしまうほど、筋肉はどんどん分解されていきます。1食抜くといった食事制限をすると、痩せるどころか太りやすい体になってしまいます。

 

まとめ

カタボリックを極力減らしてアナボリックを増やそう!