公開日:2021-05-07
お酒はオフの日にたしなむ程度に
筋トレとあわせてプロテイン(たんぱく質)を摂取することは、筋肉量のアップに有効です。
ただし、せっかくの相乗効果もその直後に飲んだご褒美のアルコールによって台無しになってしまう可能性が。
筋肉を増やしたいならアルコールとの付き合い方には少し注意が必要です。
その理由
アルコールがプロテインの効果を弱めてしまうため。
アルコールが筋肉の合成に及ぼす影響を調べた研究では、筋トレ後、アルコールとプロテインを一緒に摂った場合と、プロテインのみを摂ったの筋肉の合成量を比較したところ、プロテインのみを摂取した場合の方が筋合成の割合が高いという結果になりました。
つまり、アルコールを摂ったことでプロテインの効果が抑えられ、筋肉の合成率が30〜40%低下してしまったのです。
筋肉にとってアルコールは、「百害あって一利なし」とまではいいませんが、筋合成の妨げになるのは明白です。
トレーニングを頑張った日ほど冷たいビールの誘惑に負けそうになりますが、筋肉のためを考えてそこはぐっと我慢。少なくとも当日の飲酒は控え、翌日以降のオフ日にジョッキ1杯程度で抑えるのが賢明です。
そして、運動をしない日でも筋肉は作られていることを忘れずに、たんぱく質の豊富なメニューと一緒に、節度を守ってお酒を楽しむことをおすすめします。
筋トレ後のアルコールは控えるべき
筋トレをすると1〜2時間後に筋肉の合成がはじまります。そのタイミングでプロテイン
を摂ると筋肉合成の相乗効果が得られますが、ここでアルコールを飲んでしまうと合成率が減少してしまいます。
せっかくの運動が3割減
筋トレを行った後の2〜8時間の回復期間中にアルコールを摂取することにより、プロテインのみを摂取した被験者よりも、たんぱく質の合成が約30%低くなっています。
まとめ
何より大事なのは「継続」。筋トレの効果がイマイチという方は、酒量と筋トレの時間を見直すと同時に、飲みを優先してサボっていないかを振り返ってみよう。そして、繰り返しになるが、「トレーニング直後に飲むのは絶対NG」だ。