• 投稿カテゴリー:コラム / 食事

公開日:2021-04-27

朝食で筋合成のスイッチをオン

 

食事からタンパク質を摂取すると、筋肉ではたんぱく質の合成が進みます。しかし、食後から時間がたつにつれ筋肉は合成から一転、分解へと移行するのです。

 

1日の中で最も食事の間隔があく夕食後から朝食前までの間は、新たなたんぱく質の供給が滞ってしまう分、筋肉の分解が進んでいくことになります。

 

そのため、朝食では十分な量のたんぱく質を意識的に摂取し、分解から合成へとスイッチを切り替える必要があるわけです。

 

ところが、私たちの食生活を振り返ってみるとどうでしょうか。夕食では肉や魚のたんぱく質が豊富なメニューを摂りやすい一方、朝食や昼食はどうしても炭水化物が中心となり、たんぱく質が不足する傾向にあります。

 

特に欠食する人も多い朝食では、平均すると7〜8g程度のたんぱく質しか摂れておらず、目標摂取量である1食約20gには到底届いていません。

 

実際に、朝食を摂らない若者ほど筋肉量が少ないことがわかっています。

また、朝食を摂らない子供ほど炭水化物の摂りすぎになりやすく、肥満が多くなる傾向に。

 

健康のためには朝食を欠かさず摂るようにすることはもちろん、たんぱく質の量にも注意をして筋合成を促することが大切です。

 

食品から摂ることが難しい場合は、プロテインも活用して、1食20gを目標に摂取するよう努めましょう。

 

朝食のたんぱく質不足に注意

1日でたんぱく質を十分に摂取していても、1食ごとで見ると朝食にたんぱく質が不足しがちです。

 

特に空腹時間が長いのは夕食から朝食までなので、朝食にたんぱく質を意識的に摂るようにしましょう。

 

手軽にたんぱく質を摂るには?

ロイシンと呼ばれる必須アミノ酸の栄養素は、筋合成のスイッチを入れる物質として注目されています。血中のロイシンの量を一気に上昇させるのが乳製品。時間がない朝でも手軽に食べられるものが多いのも嬉しいポイント。