ダイエットに効果的!動物性たんぱく質の選び方

公開日:2021-05-07

 

ロイシンを多めに脂肪は控えめに

 

良質なたんぱく質を含むとはいえ、脂質も多い動物性たんぱく質は、一見、ダイエットや美容に不向きな食材として見なされがちです。

 

しかし、選び方にさえ気をつければ、むしろ筋肉を効率的に作り出す動物性たんぱく質は、ダイエットや美容の面でも強い味方になってくれるのです。

 

そのために意識したいことが、必須アミノ酸の一つであるロイシンを含む食品を積極的に摂ること。

 

ロイシンは筋肉の合成を促す働きに優れたアミノ酸です。

マガレイやクロマグロなどの魚類、鶏胸肉、豚ヒレ肉などの赤身肉に多く含まれ、ダイエット中はこれらの動物性食品を意識的に摂ることがすすめられます。

 

また、なるべく低脂肪の動物性食品を選ぶことも重要です。例えば肉類では、脂質が多くなる程カロリーも高くなるのでダイエット中は控えめにしたいもの。

 

さらに、たんぱく質には消化吸収のスピードが速いほど、効率よく筋肉を作れるという性質があります。

 

つまり、より脂質が少なく、消化しやすい形状のものの方が消化されやすく筋肉になりやすいのです。

 

そのため、牛乳よりも低脂肪牛乳、鶏はもも肉よりも皮なしのむね肉やささみ、そして、かたまり肉よりも赤身肉のひき肉の方がダイエッター向き。

サバやツナ缶詰も油漬けではなく水煮を選ぶとベターです。

 

痩せる動物性たんぱく質の摂り方

 

ロイシンを多く含む食材を毎食とる

体を作る上で大きな働きをするロイシンというアミノ酸、良質なたんぱく質源といわれる肉、魚介、卵、乳製品などはロイシンが豊富に含まれるので、毎食摂りましょう。

 

低脂肪のたんぱく質が効率的に筋肉を作る

効率よく筋肉を作るにはたんぱく質を早く消化する必要があります。脂質は消化吸収を緩やかにしてしまうため、できるだけ脂肪分の少ないたんぱく質を選びましょう。

 

調理のポイント

 

肉はかたまり肉よりもひき肉がベター

肉を選ぶ際はかたまり肉より、ひき肉の方が体内への吸収がスムーズです。また、脂質は消化に時間がかかるため、調理時に、油を使わないか控えめにしましょう。

 

長期保存がきく缶詰が重宝する

長期保存がきく缶詰はたんぱく質を毎食取り入れるうえでの強い味方。

特にツナやサバ、イワシなどの魚の缶詰がおすすめ。油漬けよりも水煮の方がベターです。