公開日:2020-05-13
最終更新日:2020-12-18
Q.女性に多い症状ってなんでしょうか?
A.下半身に皮下脂肪が蓄積されやすい。
Q.女性はどんな運動をしたらいいの?
A.まずは筋トレで筋肉量を増やし、それから有酸素運動で脂肪を燃焼すること。
肥満の種類
肥満といっても、脂肪が蓄積される場所によって種類が違う。
女性に多いのは「皮下脂肪型肥満」です。
下半身を中心に皮下脂肪がついてくるので「洋なし型体形」になります。
一方、男性に多いのが、「内臓脂肪型肥満」
内臓の周囲に「内臓脂肪」が付着することによって、お腹がぽっこり出てくるので、「りんご型体形」になります。
実は、皮下脂肪と内臓脂肪では、内臓脂肪のほうが落としやすいです。
皮下脂肪も内臓脂肪mp、身体がいざというときのためにとっておいくエネルギー源なのですが、運動するときに先に使われやすいのが内臓脂肪で、どちらかというと後回しになるのが皮下脂肪というわけです。
男性は、食事を見直し、運動を取り入れれば、2ヶ月から3ヶ月でぽっこりお腹を引き込めることも可能です。
女性は、皮下脂肪を落とすためには、もう少し時間をかけて、じっくり取り組まなければなりません。
筋肉量が少ない状態で有酸素運動をしても効果が薄い?
皮下脂肪型肥満の解消でネックとなるのは、女性は筋肉量が少ない人が多いということ。
特に慢性的に運動不足の人は、先ほども述べたように、まずは筋トレをして筋肉量をしっかり増やすところから始めたほうがいいでしょう。
筋トレを行うならば、最初は下半身の筋力トレーニングを中心としてメニューを組みます。
有酸素運動は、ウォームアップのためね5~15分程度行うだけにとどめるのです。
なぜ下半身なのかというと、お尻や太ももなどには、大きな筋肉があるからです。
大きな筋肉を筋トレで動かせば、効率よく筋肉量を増やすことが出来ます。
筋トレを中心にメニューを続けて筋肉がついてきたら、今度は有酸素運動も取り入れていきます。
筋肉不足の人が、十分筋肉量を増やすためには、半年以上かかることもあります。
有酸素運動は、運動強度も大切になります。
散歩程度では、効果はイマイチでしょう。
減量を始めて一ヶ月で3キロ以上痩せたら、失敗と思ってください。
なぜなら、体脂肪だけではなく、筋肉量も落ちている可能性があるからです。
減量をする場合は、体重ではなく、体脂肪の推移を見るようにしましょう。
痩せている人こそ筋肉を増やして健康に!
スタイルを良くしたい。太っているから恥ずかしい。
多くの女性に共通する気持ちです。
そのため、「運動=ダイエット」という認識を持つ人が多くなっています。
今度は、痩せている女性が「自分は太っていないから運動しなくていい」と思い込んでしまいます。
日本人女性は、欧米の女性と比べると、痩せている人が多いのも事実です。
体質的には太りにくく、筋肉もつきにくい女性の割合が多いからでしょう。
痩せている人が、私は運動をしなくていいと思い込み、年齢を重ねていく。
人間の筋肉量は、30代以降は年間およそ1パーセントずつ低下していくと言われています。
ただでさえ少ない筋肉量がどんどん減っていくと、立つや歩くといった基本的な動作にも支障をきたす
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)になり、将来の寝たきりに繋がってしまいます。
太っていなくても太っていると思い込む
世間からみて太っていない人が、「自分は太っている」と思い込んでいる女性もいます。
そういう方々には、「太ってないですよ」といっても、なかなか聞き入れてもらえなかったりします。
しかも、運動で健康的に痩せようではなく。
極端に食事を減らしたりして、無理なダイエットをしようとする人が多いです。
脂肪が減るだけでなく、筋肉まで減っていってしまいます。
それでは、ロコモティブシンドロームへまっしぐらです。
食事を極端に減らしてダイエットをすると、骨がスカスカになり、「骨粗しょう症」になる恐れも出てきます。
高齢者のイメージがありますが、若い人でも注意が必要です。
骨粗しょう症を防ぐためには、骨の材料となるカルシウムやビタミンなどを食事できちんととるとともに、骨にインパクトを与えるような運動をすることが大切です。
筋肉をつけるための「3つの原則」
太っていない女性こそ、筋トレをちゃんとして筋肉をつける必要があります。
女性は、男性に比べて筋肉量が増えにくいのです。
これは、筋線維が太くなる過程に男性ホルモンが大きく関わっているからです。
男性ホルモンが少ない女性は、筋トレを行っても、なかなか筋肉がつかないのです。
専門的になりますが、3つの原則について紹介いたします。
1.過負荷の原則
2.漸進性の原則
3.継続性の原則
「過負荷の原則」
日常より高い負荷を与えないと筋肉は成長しないというものです。
同じ強度でトレーニングをしていても成果は出ません。
いつもエレベーター使っている人が、階段を使うようになると、最初は筋肉がつき、心肺機能も向上するでしょう。
しばらくすると、それに慣れてくるので、それ以上は筋肉はつかなくなるというわけです。
「漸進性の原則」
負荷を少しづつ上げていかないと筋肉は増えないという意味です。
注意したい点としては、いきなり強度をあげると怪我のリスクが高くなるので注意したいところです。
「継続性の原則」
継続しなければ運動の成果が得られないということです。
運動を1回きりのイベントではなく、習慣にすることが重要になります。
ですから、「自分が楽しいと思える」運動をすることも大切です。
自分が楽しいと思える運動を見つけましょう。
あまりにも神経質にならないことが、運動を長く続けるためのコツになります。
まとめ
肥満と思う方も痩せている方もいずれにしろ、運動は必要です。
食事で無理に体重を落とすことを考えずに、まずは身体を動かしてみることから始めましょう。
「下腹ぽっこり」の人は子宮筋腫・卵巣のう腫
「子宮筋腫」「卵巣のう腫」の可能性もあるので、頭にいれておいてくださいね。
どちらとも良性の腫瘍なので命には別状はありませんが、月経トラブルの症状に悩む人も少なくありません。
子宮筋腫は、症状がなければ経過観察で大丈夫ですが、月経量が多くなったり、貧血の症状があって、日常生活に支障が出ている場合は、手術の可能性もあります。
卵巣のう腫は、症状がなくても、「ぽっこり」するくらいの大きさになれば、手術で取り除くのが基本です。
どちらにとっても女性には気になる症状ですので、「下腹だけぽっこり」が気になる人は、産婦人科を受診してくださいね。
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