公開日:2020-07-05

ほっておくと実は怖い貧血

自覚症状が少ない貧血ですが、下記のような症状が見られたら、もしかしたら貧血かもしれません。

治療せずに放置していると、子宮筋腫などの女性特有の病気や、胃潰瘍、肝硬変などの病気の原因にもなります。

主な症状

●疲れやすい・だるい

●うつ気味

●階段を登るのがつらい

●顔色が悪い

●頭の働きが鈍くなる

●動悸・息切れ

●立ち眩み・めまい

●手足の冷え

●爪がもろい

ヘモグロビンもたんぱく質によってつくれる

血液中の細胞のほとんどは赤血球で、赤血球にある色素成分ヘモグロビンは酸素を体内の組織に運ぶ働きを担っています。ヘモグロビンが不足

すると、酸素が十分に運べないため貧血状態になります。

赤血球の主要構成物質はたんぱく質だった

貧血の大半は「鉄欠乏性貧血」で、これは血液中の赤血球が少なくなるため、酸素を運搬する能力が低下する病気です。生理で鉄を失うことが多い女性に多く、日本人女性の約20%が貧血であると言われています。

貧血になると体中の組織で酸素不足が起こり、疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、イライラするなどの症状が現れます。

ヘモグロビンは、血中で酸素を全身に運んでくれる重要な役割を担っています。

ヘモグロビンとは、ヘム(鉄)とグロビン(たんぱく質)の複合体でヘム蛋白という名前があるように、たんぱく質そのものです。

たんぱく質が不足すると必然的に赤血球をつくることができず、貧血になるということもあるのです。