習慣にすべき「食べる投資」 毎日、1パックの納豆を食べよう
公開日:2021-04-03
今回は習慣にすべき「食べる投資」として手軽で即できる、納豆について紹介したいと
思います。
独特な臭いにネバネバと糸を引く食べ物、納豆。
納豆は日本が独自に生み出した、伝統的な発酵食品ですよね。「健康に良い」との評判もあり、その効果は広く紹介されています。
納豆は腸内細菌を整えるほか、次のような4つの効果を持っている。
1.感染症予防
納豆菌は微生物の中でも最強の増殖力を持ち、体内にとり入れると悪玉腸内細菌の繁殖を抑え、腸内細菌をより望ましいコンディションに整える働きをしてくれます。
そのパワーはO-157など病原性大腸菌の増殖を防ぐほど強力です。
2.骨を丈夫に
納豆には「ビタミンK」も豊富です。
サプリメントでも見かけないため、あまり馴染みがないビタミンかもしれませんが、
ビタミンKは、骨を作る際に欠かせないビタミンです。動脈壁からカルシウムを抜きとり、骨へ移動させるという大切な働きを担っており、骨粗しょう症の治療薬としても処方されています。
3.動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防
ビタミンKは動脈壁からカルシウムを抜き取る働きをするため、動脈内でカルシウムの沈着を起こりずらくするため、動脈硬化を予防します。
加えて、納豆菌が作り出す酵素「納豆キナーゼ」は、消化管から血液中に取り込まれて血栓が作られるのを予防することも確認されています。
納豆は、血管を守り血液をさらさらにするダブルの効果で、働き盛りに多い血管系のリスクを低減することが期待できます。
4.炎症予防・アンチエイジング予防
納豆に含まれている「スペルミン」という成分について、今、非常に注目が集まっています。スペルミンは、「ポリアミン」と呼ばれる広義のタンパク質の一種。細胞代謝を活性化させたり、体内の炎症を防ぐ効果があり、その優れたアンチエイジング作用から、研究者の間で研究が進んでいます。
まとめ
納豆を常食することは、短期的には感染症予防、長期的には、生活習慣病予防につながる、リターンの大きな食べる投資です。
毎日続けても飽きないように、食べ方のアレンジや、おかずの定番にすることをお勧めします。