公開日:2021-04-24

イライラや疲れやすさの原因は?

皆さんの中には、「最近イライラする」「疲れやすくなった」と感じている人はいないでしょうか?

 

はっきりとした病気ではなくても、年齢的なものや気候の変化などで体調を崩すことはあります。でも、もしかするとそれは「反応性低血糖」が原因の可能性があります。

 

一般的に、血糖値が上がればそれを下げようとして、膵臓からインスリンが出されます。当然、血糖値が高ければそれだけインスリンの量も多くなります。

 

しかし、絶えず清涼飲料水などで糖質を撮り続けていると、膵臓が弱り、そのバランスが崩れることがあります。

 

血糖値が上がったのに対して、インスリンの出るタイミングが遅れ、血糖値がグングン上がった結果、後から大量にインスリンが出て、今度は血糖値を下げすぎてしまうという現象が起きるのです。これが「反応性低血糖」です。

 

「反応性低血糖」は清涼飲料水などを多く飲む人にみられ、アメリカではよく知られています。

 

反応性低血糖症

 

食後に急激に血糖値が上がり、ピークに達すると急激に下がるのがこのタイプの特徴です。3~4時間後には空腹時の数値の50%にまで低下してしまうこともあります。

血糖値が急低下すれば、上げるためにたくさんのホルモンが放出されます。どのホルモンが作用するかで違いますが、心身に様々な影響をもたらします。

興奮系のアドレナリン、ノルアドレナリンが大量放出されると、動悸や手足のしびれ、筋肉のこわばり、頭痛、精神面ではイライラや不安感、恐怖心などがあらわれることになります。

また、血糖値が下がりすぎることによって、エネルギー源として脳に供給されるブドウ糖が不足してしまうため、集中力が落ちたり、強い眠気に襲われたりといったことも起きてきます。

 

先に挙げたほかに、不眠や動悸、眠気、集中力の欠如、やる気が起きない、吐き気などの症状が現れ、症状が多岐に渡ることから、低血糖のことに詳しくない医師が、うつ病や自律神経失調症などと間違って判断してしまうこともあります。

 

このような症状が現れたら、まずは、自身の食生活を見直して見ることをオススメします。