公開日:2021-05-01
自律神経を整えて心身の成長を支える
成長期の子供にとっても、たんぱく質は非常に重要な要素です。筋肉や骨の成長に欠かせないのは言うまでもなく、子供の心の成長にも、たんぱく質が密接に関わっています。
たんぱく質に含まれる必須アミノ酸には、精神を安定させる「セロトニン」や、やる気を引き出す「ドーパミン」といった脳内神経伝達物質の分泌を促す働きがあります。
これらの物質がきちんと分泌されることで自律神経のバランスが整い、心身の調子や睡眠リズムの安定へと繋がるのです。
たんぱく質の働きを高めるには、朝食でしっかりとたんぱく質を摂取することが大切。
筋肉の合成が促され、エネルギー代謝が高まり、心身ともに活発に1日を過ごすことができます。
逆に、朝食を抜くことは、子供の成長にとって大きなダメージに。脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が供給されないため、記憶力や集中力を発揮することができなくなり、勉強の効率も悪くなります。
さらに、朝食を摂らない子供は、炭水化物を摂りすぎる傾向にあり、肥満になりやすいこともわかっています。
子供に必要なたんぱく質の摂取量は年齢によって大きく異なります。
大人のように体重1kgあたりの摂取量ではなく、厚生労働省の「日本の食事摂取基準」に示される年齢区分ごとの推奨量を目安にしましょう。
子供に必要なたんぱく質摂取量
たんぱく質の摂取基準
男性推奨量(g/日) 女性推奨量(g/日)
1〜2歳 20 10~11歳 50 1〜2歳 20 10~11歳 50
3〜5歳 25 12~14歳 60 3〜5歳 25 12~14歳 55
6〜7歳 35 15~17歳 65 6〜7歳 30 15~ 17歳 55
8〜9歳 40 8〜9歳 40
朝ごはんたんぱく質を必ず食べよう
きちんと子供に朝ごはんを食べさせている家庭でも、その内容についても気を配りたいもの、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、ミネラルは欠かせませんが、なかでも朝のたんぱく質摂取は特に重要です。
特に朝のたんぱく質摂取はマスト
・さけ
・ツナ
・たまご
・チーズ
・ヨーグルト
まとめ
朝のたんぱく質摂取はエネルギー代謝を助けたり、筋肉を作ったり、貧血を予防効果があります。
朝からたんぱく質を摂る習慣をつけましょう。